管主の言葉(2)

高校時代は金光教フォーゲル活動に一生懸命でした。

毎週日曜日の午前中は隊集会を行っていました。月曜日に試験がよくありました。そんな時                                                                                                                                はいつ もいらいらしました。高校3年の夏まで続けました。


昭和35年岡山大学医学部を受験しました。見事不合格でした。試験が終わってゆっくりしていたと

き、母から祖父のところに行って欲しいいわれ祖父のところに行きました。祖父は高熱を出して意

識が朦朧としていました。無意識に天台宗のお経をあげていました。祖父が寝ている隣の部屋で、

組内の方々が集まって葬儀の相談をしていました。体には紫斑がありました。その後大便をもよう

し黒い便が多量にでて、それから熱も下がり意識も戻ってきました。

それから本格的な修行が始まりました。毎月縁日にはみんなで滝修行に行きその夜には十二時すぎ

みんまで目を覚まして修行に取り掛かりました。

 まず、その前日に水溜にためていた水をかぶりそれから護摩を焚きます。護摩壇の周りに信者さん

たちが座り、お経をあげながら終わるのをまちます。

 それから、弟子の小橋さんが御幣でお神さまの言葉をしゃべります。「秋田の三吉さんがかならずお

りてこられました。お神さまも祖父と話がしたいようでした。祖父がいろいろなことを尋ねるとてきぱきと

答えていました。たとえば「何々さんが病気で困っています。その原因はなにか」と尋ねるといろいろと

答えていました。その原因の神さまが解ると、その親分を呼び悪いことをした神を引き取ってもらって

いました。人間にさわったりして悪いことをした神は簡単に元に帰れないようでした。そこで、祖父がそ

の親分にお詫びして帰れるようにしていました。そうしないと、他の人に悪さをするようでした。

 そんな光景を目の前で経験しました。




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