護摩祈祷をおこなっています

毎日諸願成就の祈祷を行っています


毎日薬師堂で護摩を焚いてます

御護摩とは、お不動さまを本尊としてその前に壇を設け、護摩木という特別な薪をたいて、諸々の願いを成就することを祈る真言密教の修法です。
護摩の火はお不動さまの智慧を象徴し、薪は煩悩を表しています。

護摩の祈祷を通じて、むさぼり、いかり、おろかさという心の迷いをお不動さまの智慧の炎で焼きつくし、願望を清め、すみやかに成就するよう祈念いたします。
 
護摩とは、特別に構えた護摩壇の炉の中に五穀・五香・香油などの供物を投じ、それらを焼いて仏に供養する修法で「焼施(しょうせ)」や「焚焼(ふんしょう)」という意味のサンスクリット語「homa(ホーマ)」の音訳であります。


元来は、インドのバラモン教の火天Agni(アグニ)を本尊として行う「火の供犠(くぎ)」が仏教の密教に取り入れられたもので、供物を護摩壇上の炉の中に投じるとそれらが火焔となって天上に上り、天の諸神の御口に達し、諸神はそれに応えて人々の願望を叶えてくれるという信仰に基づいています。


密教においては、儀軌(ぎき)(儀式の執行規定)に則した護摩壇を設けて、本尊様(主に不動明王)を道場内に招き、乳木(にゅうぼく)や積木(しゃくぼく)と呼ばれる規定の護摩木(ごまぎ)を積んで燃やし、仏の知恵の火をもって、所願成就の祈願のみならず衆生の煩悩を焼き尽くします。


つまり、仏の知恵の火で心の垢(不浄)を焼き清めることによって、すべての不幸や災難の原因を取り除くこと(攘災招福)はもちろん、その奥にある高い精神への解脱の成就(即身成仏)を得られるように考えられたものであります。
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